「東京」カテゴリーアーカイブ

来年、東京でも鳥獣戯画展が開催予定

今秋の京都での鳥獣戯画展に続き、来年東京国立博物館でも鳥獣戯画展が開催されるようです。

特別展 鳥獣戯画 京都高山寺の至宝

京都での展示と同様、高山寺蔵の鳥獣戯画(鎌倉時代、国宝)全四巻が出品される他、同寺蔵の明恵上人像(鎌倉時代、国宝)、華厳宗祖師絵伝(鎌倉時代、国宝)等が公開されるようで、内容が期待されます。

会期は2015年4月28日から6月7日まで。

鳥獣戯画 甲巻 部分
鳥獣戯画 甲巻 部分

三井記念美術館で「東山御物の美」展が開催中

日本橋の三井記念美術館で、「東山御物の美」展(10/4-11/24)が開催されています。

特別展 東山御物の美 – 三井記念美術館

室町時代に足利将軍家に所蔵されていた中国美術コレクション(東山御物)の代表的作品が、各地の博物館から出品されているようです。

主な出品作品は、

伝 徽宗筆「秋景山水・冬景山水図」(金地院蔵、国宝)
伝 胡直夫筆「夏景山水図」(久遠寺蔵、国宝)
伝 銭選筆「宮女図」(国宝)
伝 李安忠筆「鶉図」(根津美術館、国宝)
李迪筆「雪中帰牧図」(大和文華館、国宝)
李迪筆「紅白芙蓉図」(東京国立博物館、国宝)
牧谿筆「漁村夕照図」(根津美術館、国宝)
牧谿筆「遠浦帰帆図」(京都国立博物館、国宝)

等で、国内に残る南宋絵画の名作が多数出揃います。

伝 胡直夫筆 夏景山水図
伝 胡直夫筆 夏景山水図

出光美術館で宗像大社国宝展が開催中

福岡県 宗像大社の所蔵品を展示する「宗像大社国宝展」が、現在出光美術館で開かれているようです(8/16~10/13)。

宗像大社国宝展 – 出光美術館

古代から中世にかけて同県沖ノ島に献納品として埋められた、装飾品、工芸品等の国宝文物約8万点の一部が出品されています。

同社の所蔵品全体の規模から比べると小規模な出品ではありますが、遠方のため訪問しづらく、また首都圏の展覧会で紹介される機会も少ない同社の所蔵品を見られる良い機会だと思います。

府中市美術館で「東京・ソウル・台北・長春-官展にみる-それぞれの近代美術」展が開幕

今週から、府中市美術館で、20世紀前半に国主催の公募展(官展)に出品された、当時の日本施政下の東アジアの近代美術を扱う「東京・ソウル・台北・長春-官展にみる-それぞれの近代美術」(5/14 – 6/8)が始まるようです。

市制施行60周年記念 東京・ソウル・台北・長春-官展にみる-それぞれの近代美術 – 府中市美術館

東アジアを舞台に描かれた藤島武二、安井曾太郎等の日本人画家の近代絵画の他、韓国の国立現代美術館、サムスン美術館、台湾の国立台湾美術館、台北市立美術館等から、朝鮮や台湾の画家の近代絵画が出品されるようです。

日本、朝鮮、台湾等の同時期(戦前)の近代美術を並べて鑑賞できる機会は珍しく、また東アジアの近代絵画は個人的に興味のある分野の一つでもあるので、ぜひ見に行きたいと思っています。

東京都美術館の今年度の展覧会予定が判明

新年度になり、東京都美術館の今後1年間の展覧会予定が公開されていました。

展覧会 – 東京都美術館

東京都美術館では現在バルテュス展(2014/4/19-6/22)が開催中ですが、その後、7月中旬からは、ニューヨーク メトロポリタン美術館のエジプト美術コレクションから約200点が出品されるメトロポリタン美術館 古代エジプト展(7/19-9/23)が開かれるようです。

また、10月からはボッティチェリの作品が出品されるウフィツィ美術館展」(10/11-12/14)が、2015年1月からは新印象派展(2015/1/24-3/29)が開催されるようです。

どれも良さそうな展覧会ですが、ボッティチェリの作品が複数出品される(参考 PDF)ウフィツィ美術館展は特に見てみたい気がします。

台北 故宮博物院展の詳細が公開されています

今夏東京国立博物館で開催される台北 故宮博物院展の公式サイトが公開されていました。

既にプレスリリース等で公開されていた出品作品には、孫過庭「書譜」(唐代)、高克恭「雲横秀嶺図」(元代)、翠玉白菜(清代)等がありましたが、
公式サイトには、他に、青磁輪花碗 汝窯(北宋時代)、蘇軾「行書黄州寒食詩巻」(北宋時代)、武元直「赤壁図巻」(金代)等が掲載されています。

個人的には、上記の中で絵画の高克恭「雲横秀嶺図」、武元直「赤壁図巻」、書の孫過庭「書譜」、蘇軾「行書黄州寒食詩巻」等は特に見てみたい気がします。

展覧会の会期は2014年6月24日から9月15日までで、10月からは九州国立博物館に巡回します。
(ただし、両会場で出品作品はかなり異なるようです。九州会場の詳細は九州版の公式ページ 参照)

東京国立博物館のキトラ古墳展の展示詳細が判明

東京国立博物館で4月下旬から開催予定のキトラ古墳展の詳細が、公式ウェブサイトにアップされています。

キトラ古墳の壁画は、キトラ古墳から1km余りの距離に位置する高松塚古墳の壁画と並んで、飛鳥時代の古墳壁画の代表的な作例です。

壁画自体は1983年に発見されましたが、その後カビの発生や壁画の劣化が見られたため2004年から壁画の剥ぎ取りが開始され、現在は修復・再構成作業が行われています。

キトラ古墳の壁画には、

  • 石室の四側面に1体ずつ描かれた、空想の動物を象った四神像(朱雀、青龍、玄武、白虎)
  • 石室の四側面の各下部に3体ずつ描かれた十二支像(子~亥)
  • 石室の天井に描かれた天文図

の大きく3種類の壁画がありますが、

今回の展示では、四神像のうち3像(朱雀、白虎、玄武)と、十二支像のうち2像(子、丑)、そして副葬品類が出展されます。

朱雀図
キトラ古墳 朱雀図

白虎図
キトラ古墳 白虎図

玄武図
キトラ古墳 玄武図

特に、キトラ古墳の壁画の中でサイズが大きく中心的存在の四神像が3点出展されるのは楽しみです。

キトラ古墳の壁画は、2016年をめどに修復が完了し、以降は現地の保存施設で保存・展示される予定となっています。

貴重な作品で頻繁に移動するのは難しそうなので、東京で見られる機会は今回の展覧会が最初で最後となるかもしれません。

2014年にぜひ見ておきたい東京の美術館・博物館の展覧会

美術館や主催社(新聞社、テレビ局)のウェブサイトで既に発表されている、2014年東京の美術館・博物館で開かれる展覧会の中から、特に期待できそうだと思ったものをピックアップしました。

年単位で予定を発表している美術館の展覧会については、2014年中の開催予定が確認できましたが、年度単位や不定期で予定を発表している美術館の展覧会については、現在公開されている情報だけを元にしています。

また、個人的に思う各展覧会の期待度を、★で表しています。

東京国立博物館

クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美

2014年1月15日(水)~2月23日(日)
アメリカ、クリーブランド美術館の日本美術コレクションから50点を展示。
雪村、曽我蕭白、河鍋暁斎の作品など。
期待度: ★
コメント:出品作品数は50点と少ないですが、雪村、曽我蕭白、河鍋暁斎等の秀作が展示されるようです。平成館の特別展示室 4室のうち2室を使う展覧会で、残りの2室では同時期に「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ― 人間国宝展」が開催されます。
クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美

開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」

2014年3月25日(火)~5月18日(日)
建仁寺と建仁寺を開いた栄西にゆかりの美術を展示。
俵屋宗達「風神雷神図屏風」(国宝)、海北友松「雲龍図」(重文)等
期待度: ★★
コメント:俵屋宗達「風神雷神図屏風」(国宝、江戸時代)が数年ぶりに東京で展示されます。風神雷神図屏風を次に東京で見られる機会はいつになるか分からないので、同作を見たい方には貴重な機会になると思います。
開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」

特別展 キトラ古墳壁画

2014年4月22日(火)~5月18日(日)
奈良のキトラ古墳の石室壁画を展示。
期待度: ★★
コメント:飛鳥時代の古墳壁画の貴重な作例であるキトラ古墳の石室壁画を東京で見られる、恐らく最初で最後の機会です。壁画は現在修復作業中で、全ての修復が完了した後は現地で恒久展示される予定のようです。
特別展 キトラ古墳壁画

台北 國立故宮博物院-神品至宝-

2014年6月24日(火)~9月15日(月)
期待度: ★★
台北の故宮博物院の作品を展示。孫過庭「書譜」(唐代)、高克恭「雲横秀嶺図」(元代)、翠玉白菜(清代)等。
コメント:台北の故宮博物館は中国美術の名作を多く所蔵していますが、その中から、書の名作 孫過庭「書譜」、元代の高克恭の代表作「雲横秀嶺図」、清代玉製品の代表作 翠玉白菜等が出品されるようです。
台北 國立故宮博物院-神品至宝-

日本国宝展

2014年10月15日(水)~12月7日(日)
期待度: ★★★
「祈り」をテーマに絵画・彫刻・工芸等を展示。展示作品は全て国宝で構成。出品作品は、縄文時代の国宝土偶数点、法隆寺 玉虫厨子(飛鳥時代)、興福寺東金堂 多聞天立像(平安時代)、雪舟「秋冬山水図」(室町時代、東京国立博物館蔵)、長谷川等伯「松に秋草図」(安土桃山時代)等。
コメント: 出品作品の全体はまだ分かりませんが、全作品が国宝だけで構成される展覧会で内容が非常に期待できそうです。同様の日本国宝展は直近では2000年に開催されていて、今回は14年ぶりの開催です。
日本国宝展

東京国立近代美術館

あなたの肖像─工藤哲巳回顧展

2014年2月4日(火)~3月30日(日)
戦後の前衛作家工藤哲巳の回顧展。
期待度: ★
あなたの肖像─工藤哲巳回顧展

国立西洋美術館

モネ展

2013年12月7日 (土) ~ 3月9日 (日)
国立西洋美術館とポーラ美術館が所蔵するモネ作品、近代美術作品を展示。
期待度: ★★
コメント: 両館のモネコレクションは普段常設展で展示されていますが、今回両館分の作品を合わせて見られるのは効率的かもしれません。
モネ展

東京都美術館

日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画

前期 2014年1月25日(土)~2月25日(火)、後期 2014年3月1日(土)~4月1日(火)
過去100年間に院展で展示された日本画の代表作品を展示。狩野芳崖「不動明王」、同「慈母観音」、橋本雅邦「龍虎図屏風」、今村紫紅「熱国之巻」等。
期待度: ★
日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画

バルテュス展

2014年4月19日(土)~6月22日(日)
バルテュスの大規模な回顧展。
期待度: ★
バルテュス展

東京芸術大学大学美術館

法隆寺-祈りとかたち

2014年4月26日(土)~6月22日(日)
法隆寺の仏教美術を展示。
金堂の毘沙門天(平安時代、国宝)、吉祥天(平安時代、国宝)、仏教絵画、昭和24年に焼失した金堂壁画の模写等。
期待度: ★★
コメント:出品される国宝仏像2点は平安時代の作品で、飛鳥仏を筆頭とする法隆寺の所蔵美術の中では必ずしも中核の作品という訳ではありませんが、秀作かと思います。他にも、重文の仏像、絵画が複数出品されるようです。
法隆寺-祈りとかたち

国立新美術館

イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる

2014年2月19日(水)~6月9日(月)
大阪の国立民族学博物館の所蔵品をアート的な視点から展示。
期待度: ★
イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる

中村一美展

2014年3月19日(水)~5月19日(月)
現代美術作家 中村一美の個展。
期待度: ★
中村一美展

オルセー美術館展 印象派の誕生―描くことの自由

2014年7月9日(水)~10月20日(月)
フランス、オルセー美術館所蔵の絵画展。ミレー「晩鐘」、マネ「笛を吹く少年」、モネ「サン=ラザール駅」等。
期待度: ★★
コメント: ミレー「晩鐘」、マネ「笛を吹く少年」、モネ「サン=ラザール駅」はいずれも各作家の代表作で、出品作品は厳選されている印象です。
オルセー美術館展 印象派の誕生―描くことの自由

森美術館

アンディ・ウォーホル展:永遠の15分

2014年2月1日(土)~5月6日(火・休)
ウォーホルの作品、資料を包括的に紹介する大規模な回顧展。国際巡回展。出展作品・資料は700点。
期待度: ★★★
コメント:出品作品が700点に及ぶ大規模な回顧展です。国内の美術館で開かれる展覧会では大体数十点~200点位の出品作品が通常で、700点という数は群を抜いています。代表的な版画作品の他、ドローイング、彫刻、映像、個人的な書簡等、多様な作品・資料が展示されるようです。
アンディ・ウォーホル展:永遠の15分

ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界

2014年5月31日(土)~8月31日(日)
子供をテーマにした現代美術作品の展覧会。
期待度: ★
ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界

リー・ミンウェイとその関係展―あらゆるものとの”つながり”について考える

2014年9月20日(土)~2015年1月4日(日)
台湾出身の現代アーティスト リー・ミンウェイの個展。
期待度: ★
リー・ミンウェイとその関係展―あらゆるものとの”つながり”について考える

森アーツセンターギャラリー

テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢

2014年1月25日(土)~4月6日(日)
イギリス、テート美術館所蔵のラファエル前派の作家の絵画を展示。テート美術館で開催された展覧会の国際巡回展。
期待度: ★★
コメント:ジャン・エヴァリオット・ミレイ「オフィーリア」、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ「プロセルピナ」等、ラファエル派の作家の代表作が複数展示されるようです。
テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢

根津美術館

燕子花図と藤花図

2014年4月19日(土)~5月18日(日)
根津美術館所蔵の尾形光琳「燕子花図屏風」(国宝)と円山応挙「藤花図屏風」(重要文化財)等を展示。
期待度: ★★
コメント:根津美術館の代表作品のひとつ尾形光琳「燕子花図屏風」は、毎年春に展示されるのが恒例です。展示構成は毎年違っていて、今年は円山応挙「藤花図屏風」等と一緒に展示されるようです。
根津美術館 年間スケジュール

東京都現代美術館

「驚くべきリアル」展 スペイン、ラテンアメリカの現代アート‐MUSACコレクション‐

2014年2月15日(土) ~5月11日(日)
スペインのカスティーリャ・イ・レオン現代美術館所蔵の現代美術作品を展示。27作家。
期待度: ★
「驚くべきリアル」展 スペイン、ラテンアメリカの現代アート‐MUSACコレクション‐

MOTアニュアル2014

2014年2月15日(土) ~5月11日(日)
国内の若手作家を紹介する毎年恒例の展覧会。
期待度: ★
東京都現代美術館 年間スケジュール

Bunkamura ザ・ミュージアム

シャヴァンヌ展

2014年1月2日(木)~3月9日(日)
シャヴァンヌの壁画作品、絵画を展示。
期待度: ★
シャヴァンヌ展

ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション

2014年4月4日(金)~5月25日(日)
イタリア ミラノのポルディ・ペッツォーリ美術館所蔵の作品を展示。ポッライウォーロ「貴婦人の肖像」等。
期待度: ★★
ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション

三菱一号館美術館

ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900

2014年1月30日(木)~5月6日(火・祝)
イギリス ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館等の所蔵品から、19世紀半ばイギリスの耽美主義作家の作品を展示。
期待度: ★★
コメント: 19世紀イギリスの唯美主義(耽美主義)的美術、工芸の作品が展示されるようです。森アーツセンター・ギャラリーのラファエル前派展と重なる時代を扱っていますが、ラファエル前派展が絵画中心のようなのに対し、こちらは工芸、デザインが中心のようです。
ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900

ヴァロットン展 ―冷たい炎の画家

2014年6月14日(土)~9月23日(火・祝)
オルセー美術館等による監修のヴァロットン回顧展。
期待度: ★
ヴァロットン展 ―冷たい炎の画家

ボストン美術館 ミレー展 ―傑作の数々と画家の真実

2014年10月17日(金)~2015年1月12日(月・祝)
アメリカ、ボストン美術館所蔵のミレーと他バルビゾン派画家の作品を展示。
ミレー「種をまく人」、「刈入れ人たちの休息(ルツとボアズ)」、「羊飼いの娘」など。
期待度: ★★
コメント: 特に有名な「種をまく人」をはじめ、上記3点はいずれもミレーの代表作です。
三菱一号館美術館 展覧会情報

サントリー美術館

高野山開創1200年記念 高野山の名宝(仮称)

2014年10月11日(土)~12月7日(日)
高野山の仏教美術を展示。運慶作制多伽童子像(国宝)、快慶作孔雀明王像(重文)等。
期待度: ★
サントリー美術館 これからの展覧会

東京都写真美術館

没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖

2014年3月4日(火)~5月6日(火・祝)
幕末~明治の写真家、下岡蓮杖の回顧展。
期待度: ★
没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖

江戸東京博物館

大浮世絵展

2014年1月2日(木)~3月2日(日)
国内外の浮世絵の代表作を展示。展示作品は約350点。
期待度: ★★
コメント: 浮世絵の母体となった肉筆画から、幕末・近代の浮世絵まで各時代の代表作が展示されるようです。出品点数も多いので、浮世絵をまとめて見るには良い展覧会かと思います。
大浮世絵展

世田谷美術館

ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展

2014年6月28日(土)~9月15日(月・祝)
ボストン美術館所蔵の、ジャポニスム絵画、工芸、関連する日本の浮世絵等の展示。モネ「ラ・ジャポネーズ」、ゴッホ「子守唄(オーギュスティーヌ・ルーランの肖像)」等。
期待度: ★★
コメント:ボストン美術館が所蔵するジャポニスム(日本趣味)の近代西洋美術と、それに影響を与えた日本美術、工芸等が展示されるようです。出品作品中のモネ「ラ・ジャポネーズ」、ゴッホ「子守唄(オーギュスティーヌ・ルーランの肖像)」(5連作の1枚)はいずれも各画家の代表作です。
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展

※展覧会、リンク先等は新しい情報が分かり次第随時追加、更新する可能性があります。

東京国立博物館の新春特別公開 (と雪舟 秋冬山水図の公開)

東京国立博物館で、2014年1月2日(木)から1月13日(月)まで国宝絵画の何点かが特別公開されるようです。

東京国立博物館 新春特別公開

公開される長谷川等伯 松林図屏風(安土桃山時代、国宝)、池大雅 楼閣山水図屏風(江戸時代、国宝)、雪舟 破墨山水図(室町時代、国宝)は、いずれも東京国立博物館を代表する所蔵品で、かつ各作家の代表作でもあります。

どれも1~2年に一度は公開されている作品ですが、今のタイミングで見たい方はぜひ足を運ばれてみてください。

なお、これらの作品に続いて、1月末から雪舟の名作 秋冬山水図(室町時代、国宝)も国宝室で展示される予定のようです(参考)。

国立西洋美術館でモネ展が開幕

先週12/7(土)から、上野の国立西洋美術館でモネ展が始まっています。

国立西洋美術館のモネコレクションと、箱根のポーラ美術館のモネ作品、他に、両館が持っているモネ以外の近代絵画のコレクションが展示される展覧会のようです。

国立西洋美術館はモネの作品を17点、ポーラ美術館は19点所有していて、今回の展覧会ではほぼ全て(計35点)が展示されます。

西洋美術館のモネ作品やその他の西洋絵画コレクションは普段常設展示で見られますが、遠方のポーラ美術館の作品も合わせて見られるのは効率的かもしれません。

モネ 風景をみる眼