「日本美術」カテゴリーアーカイブ

奈良の特別公開(2014年秋)

奈良の寺社の、今秋の特別公開スケジュールが以下サイトで確認できました。

知れば知るほど奈良はおもしろい – 秘宝・秘仏

主要寺院では、例年同様、以下の特別公開が予定されています。
・法隆寺 大宝蔵殿 (9/11-11/30)
・法隆寺 救世観音 (10/22-11/22)
・薬師寺 大宝蔵殿 (10/8-11/30)
・法華寺 十一面観音、阿弥陀仏三尊及び童子像 (10/24-11/12)
・室生寺 金堂諸仏 (11/1-12/14)

法隆寺 救世観音
法隆寺 救世観音

例年通りのスケジュールですが期間が非常に限られているものとしては、以下の特別公開があります。
・東大寺 僧形八幡神坐像(10/5)
・興福寺 南円堂(10/17)
・法隆寺上御堂 釈迦三尊像(11/1-11/3)

南円堂 四天王立像 多聞天
南円堂 四天王立像 多聞天

また、例年にない特別公開としては、
・興福寺 東金堂の後堂の公開(10/24-11/24)
・春日大社の神体 御蓋山(春日山)の参拝所開放(9/12-12/20)
等が行われるようです。

秋は奈良の多くの寺社で特別公開が行われ、1,2度の訪問でそれらを網羅するのは難しいですが、上記の中では、特に法隆寺 救世観音、室生寺金堂の諸仏、興福寺南円堂の諸仏、法華寺 十一面観音等が優先的に見ておきたい仏像として挙げられるかと思います。

京都国立博物館「京へのいざない展」の詳細

京都国立博物館で、来月常設展用の新しい展示館が開館しますが、その開館の際に開かれる所蔵作品展 「京へのいざない」展(9/13-11/16)の出品作品の詳細が、同館ウェブサイトで公開されていました。

京へのいざない展 – 京都国立博物館
京へのいざない展 チラシ – 京都国立博物館 (PDF)

普段は展示される機会が少ない絵画や書の名作も含め、同館の代表的な所蔵品(京都や奈良の複数の寺院からの寄託品も多く含む)がまとめて展示されるようです。

また、全2期のうちの第1期(9/13-10/13)は、特に出品作品が充実しており、雪舟筆 天橋立図(京博蔵)、同 山水図(同)、如拙筆 瓢鮎図(退蔵院蔵)、伝源頼朝像(神護寺蔵)、伝平重盛像(同)、阿弥陀二十五菩薩来迎図(知恩院蔵)、法然上人絵伝(同)等、中世絵画の名作が多く出品されるようです。

如拙筆 瓢鮎図
如拙筆 瓢鮎図

日本国宝展の詳細

今秋開催の日本国宝展(2014年10月15日~12月7日、東京国立博物館)の公式ページが公開されていました。

日本国宝展

主催社の1社NHKプロモーションの展覧会紹介ページ、同じく主催社の読売新聞の正月版に掲載されていた情報も含めると、現時点で以下の作品が出品される予定のようです。

・土偶(縄文のビーナス) 縄文時代、長野県茅野市出土
・土偶(縄文の女神) 縄文時代、山形県舟形町出土
・土偶(合掌土偶) 縄文時代、青森県八戸市出土
・土偶(中空土偶) 縄文時代、北海道函館市出土

・金印(漢委奴国王印) 弥生時代、福岡市博物館蔵

・玉虫厨子 飛鳥時代、法隆寺蔵

玉虫厨子
《玉虫厨子》 部分

・元興寺極楽坊 五重小塔 奈良時代、元興寺蔵

・多聞天立像 平安時代、興福寺東金堂蔵
・普賢菩薩像 平安時代、東京国立博物館蔵
・舎利容器(金亀舎利塔) 平安時代、唐招提寺蔵
・倶利伽羅龍蒔絵経箱 平安時代、當麻寺奥院蔵

・善財童子立像 鎌倉時代、安倍文殊院蔵
・大井戸茶碗 銘 喜左衛門 朝鮮時代、大徳寺 孤篷庵蔵
・秋冬山水図 雪舟筆、室町時代、東京国立博物館蔵
・松に秋草図 長谷川等伯筆、安土桃山時代、智積院蔵

※全て国宝

松に秋草図
長谷川等伯《松に秋草図》 部分

出品作品は、美術的・歴史的価値の高い作品や、普段東京では見る機会が少ない作品が多く、いずれも貴重です。

縄文時代の土偶は、国宝に指定されている全5体のうち、今年新たに指定された1体を除く、4体が揃います。

弥生時代の《金印(漢委奴国王印)》は、歴史資料としても有名な作品です。

法隆寺所蔵の《玉虫厨子》は飛鳥時代の工芸作品の傑作で、普段は法隆寺の展示館の目玉となっている作品の一つです。

《元興寺極楽坊 五重小塔》(元興寺)、《多聞天立像》(興福寺東金堂)、《舎利容器(金亀舎利塔)》(唐招提寺)、《善財童子立像》(安倍文殊院)等は、制作年代は様々ですが、いずれも奈良の仏教美術の優品です。

絵画では、東京国立博物館所蔵の《普賢菩薩像》、雪舟筆の名作《秋冬山水図》の他、長谷川等伯の華麗な障壁画《松に秋草図》(智積院)が京都から出品されるようです。

奈良の特別公開(2014年春)

今年も、3月下旬から奈良の寺社で恒例の春の特別公開が始まっています。

秘宝・秘仏 – 知れば知るほど奈良はおもしろい

特別公開を行う寺社、特別公開される作品は毎年同じ場合が多いですが、その中では、特に法隆寺、薬師寺、法華寺、室生寺が見どころが多いかと思います。

飛鳥美術の宝庫の法隆寺と、大規模な白鳳仏を複数所蔵する薬師寺は、通常公開されている仏像、美術だけで相当な見応えがあるため、特別公開の時期以外でも十分訪問する価値があると思いますが、特別公開の時期であれば、普段よりさらに多くの美術を見ることが可能です。

法隆寺では、飛鳥時代の名仏、夢殿 救世観音の特別公開(4/11~5/18)と、大宝蔵殿での秘宝展(3/20~6/30)が開催されます。

法隆寺 救世観音
法隆寺 救世観音

また、薬師寺では、大宝蔵殿での宝物の公開(3/23~3/31、4/26~5/6)が行われます。

一方で、佐保・佐紀路の法華寺、宇陀市の山奥にある室生寺は、見どころの中心となる美術(仏像、絵画)が特別公開の時期にしか公開されないため、訪問するのであれば特別公開の時期(法華寺は春と秋の2回、室生寺は春夏秋の3回)に合わせて行くのが良いと思います。

法華寺では、国宝十一面観音菩薩立像の特別公開(3/20~4/7)と国史跡・名勝庭園の特別公開(4/1~6/10)が行われます。

また、室生寺では金堂の、釈迦如来像、十一面観音像等の平安仏が特別公開(3/15~4/21)されます。

室生寺 釈迦如来立像
室生寺 釈迦如来立像


[画像出典]
法隆寺 救世観音: Tokyo Bijutsu Gakko(Tokyo Fine Arts School and Tokyo Music School): HORYUJI OKAGAMI (64 VOLUMES) [The Great Art of the Horyuji Temple] Volume 51st, 1918-01-30, Tokyo, Japan. Via Wikimedia Commons
室生寺 釈迦如来立像: The Muro-ji, an eighth century Japanese temple: its art and history (Tokyo: Bijutsu Shuppansha 1954). Via Wikimedia Commons

東京国立博物館のキトラ古墳展の展示詳細が判明

東京国立博物館で4月下旬から開催予定のキトラ古墳展の詳細が、公式ウェブサイトにアップされています。

キトラ古墳の壁画は、キトラ古墳から1km余りの距離に位置する高松塚古墳の壁画と並んで、飛鳥時代の古墳壁画の代表的な作例です。

壁画自体は1983年に発見されましたが、その後カビの発生や壁画の劣化が見られたため2004年から壁画の剥ぎ取りが開始され、現在は修復・再構成作業が行われています。

キトラ古墳の壁画には、

  • 石室の四側面に1体ずつ描かれた、空想の動物を象った四神像(朱雀、青龍、玄武、白虎)
  • 石室の四側面の各下部に3体ずつ描かれた十二支像(子~亥)
  • 石室の天井に描かれた天文図

の大きく3種類の壁画がありますが、

今回の展示では、四神像のうち3像(朱雀、白虎、玄武)と、十二支像のうち2像(子、丑)、そして副葬品類が出展されます。

朱雀図
キトラ古墳 朱雀図

白虎図
キトラ古墳 白虎図

玄武図
キトラ古墳 玄武図

特に、キトラ古墳の壁画の中でサイズが大きく中心的存在の四神像が3点出展されるのは楽しみです。

キトラ古墳の壁画は、2016年をめどに修復が完了し、以降は現地の保存施設で保存・展示される予定となっています。

貴重な作品で頻繁に移動するのは難しそうなので、東京で見られる機会は今回の展覧会が最初で最後となるかもしれません。

東京国立博物館の新春特別公開 (と雪舟 秋冬山水図の公開)

東京国立博物館で、2014年1月2日(木)から1月13日(月)まで国宝絵画の何点かが特別公開されるようです。

東京国立博物館 新春特別公開

公開される長谷川等伯 松林図屏風(安土桃山時代、国宝)、池大雅 楼閣山水図屏風(江戸時代、国宝)、雪舟 破墨山水図(室町時代、国宝)は、いずれも東京国立博物館を代表する所蔵品で、かつ各作家の代表作でもあります。

どれも1~2年に一度は公開されている作品ですが、今のタイミングで見たい方はぜひ足を運ばれてみてください。

なお、これらの作品に続いて、1月末から雪舟の名作 秋冬山水図(室町時代、国宝)も国宝室で展示される予定のようです(参考)。

来週12/16は東大寺秘仏開帳の日です

来週12/16(月)は奈良、東大寺の秘仏開帳の日です。

例年この日は、法華堂の執金剛神立像(奈良時代、国宝)、開山堂の良弁僧正坐像(平安時代、国宝)、俊乗堂の俊乗重源上人坐像(鎌倉時代、国宝)等が公開されます。

中でも、法華堂の執金剛神立像は天平彫刻の名作ですが、公開されるのは基本的に毎年この1日だけなので貴重です。

(しかも昨年と一昨年は、法華堂の修理のため執金剛神立像の公開は行われなかったため、今年は3年ぶりの公開となります)

近くの方で、仏像、古代美術等に興味のある方は、ぜひ見学を検討されてみては如何でしょうか。

東大寺 秘仏開扉について

奈良旅行に行ってきました

先月、各寺院の秋の特別公開と正倉院展の時期に合わせ、奈良旅行に行ってきました。

奈良には今春にも旅行したのですが、今回は、その際に見られなかった寺院と、いくつかの寺院の秋の特別公開、奈良国立博物館の正倉院展等を見学しました。

見た内容を忘れないうちに、訪れた場所とそこで見た美術品、仏像、建築をまとめておきたいと思います。

一覧のうち、◎は国宝、○は重文、※は秋の特別公開の作品を表しています。

東大寺

 東大寺は今春含め数回訪れていたのですが、春には法華堂が修理中で入れなかったのと、その他に再度見ておきたい優れた美術も多かったので再訪しました。

 大仏殿(金堂)は行きませんでしたが、それ以外の代表的な美術、建築をほぼ見学することができました。

東大寺 法華堂(三月堂)

 東大寺の仏像のうち、戒壇院の四天王像、法華堂の不空羂索観音像と諸仏、東大寺ミュージアムの日光・月光菩薩等は奈良時代を代表する名作です。

 建築では、転害門と法華堂は、創建当初から残る数少ない貴重な遺構です。

 また、東大寺ミュージアムで展示中の金堂鎮壇具、八角燈籠火袋羽目板は奈良時代の優れた美術品です。

 その他、南大門と金剛力士像(運慶作)は、それぞれ鎌倉時代を代表する建築、彫刻です。

 戒壇院
   四天王像 奈良時代 ◎
   持国天像
   増長天像
   広目天像
   多聞天像

 法華堂 奈良時代 ◎
   不空羂索観音像 奈良時代 ◎
  梵天像 奈良時代 ◎
  帝釈天像 奈良時代 ◎
  金剛力士像(吽形) 奈良時代 ◎
  金剛力士像(阿形) 奈良時代 ◎
  四天王像 奈良時代 ◎
   持国天像
   増長天像
   広目天像
   多聞天像

 二月堂 江戸時代 ◎

 転害門 奈良時代 ◎

 東大寺ミュージアム
  日光菩薩像 奈良時代 ◎
  月光菩薩像 奈良時代 ◎
  千手観音立像 平安時代 ○
  多聞天立像 平安時代 ○
  持国天立像 平安時代 ○
  十二神将像 平安時代 ○
  東大寺金堂鎮壇具 奈良時代 ◎
   金銀荘大刀
   瑞花六花鏡
   銀製鍍金蟬形鏁子
   銀製狩猟文小壷
   など
  西大門勅額 奈良時代 ○
  伎楽面 奈良時代 ○
  八角燈籠火袋羽目板 ◎
  誕生釈迦仏立像および灌仏盤 ◎
  倶舎曼荼羅 平安時代 ◎
  その他、国宝、重文の彫刻、工芸、文書等多数。

 鐘楼 鎌倉時代 ◎
  梵鐘 奈良時代 ◎

 南大門 鎌倉時代 ◎
   金剛力士像 鎌倉時代 ◎

新薬師寺

 新薬師寺は今春含め3回目の訪問でした。十二神将像を見るために、再訪しました。

 本堂の十二神将像は、東大寺戒壇院の四天王像、日光・月光菩薩像等と並び、奈良時代を代表する仏像です。

新薬師寺 本堂

 本堂 奈良時代 ◎
  十二神将像 奈良時代 ◎
  薬師如来坐像 平安時代 ◎
 地蔵堂 鎌倉時代 ○
 鐘楼 鎌倉時代 ○
 梵鐘 奈良時代 ○
 南門 鎌倉時代 ○
 東門 鎌倉時代 ○

奈良国立博物館

 数回目の訪問。初めて正倉院展を見ることができました。

 正倉院展では奈良時代の優れた美術、工芸が見られました。

奈良国立博物館 正倉院展

 正倉院展
  平螺細背円鏡
  鳥毛帖成文書屏風
  鹿草木夾纈屏風
  漆金薄絵盤
  花喰鳥刺繍裂残片
  など、正倉院の宝物66点

 常設展示
  仏像館 明治時代 ○
   銅像法華説相図 長谷寺 奈良時代 ◎
   義淵僧正坐像 岡寺 奈良時代 ◎
   木造法相六祖坐像(伝行賀) 興福寺 鎌倉時代 ◎
   多聞天立像 平安時代 ○
   十一面観音菩薩立像 勝林寺 平安時代 ○
   木造十二神将立像(未神) 室生寺 鎌倉時代 ○
   降三世明王坐像 金剛寺 鎌倉時代 ○
   など、国宝、重文含む仏像多数
  青銅器館
   古代中国の青銅器

法華寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。

法華寺 阿弥陀如来像

 本堂 鎌倉時代 ○
  十一面観音像 平安時代 ◎※
  仏頭 奈良時代 ○
  維摩居士坐像 奈良時代 ○
 鐘楼 鎌倉時代 ○
 南門 桃山時代 ○
 浴室 室町時代
 慈光殿(収蔵庫)
  阿弥陀三尊及び童子像 (絵画) 平安時代  ◎※

海龍王寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。

海龍王寺 西金堂

 本堂
  十一面観音菩薩立像 鎌倉時代 ○※
  文殊菩薩像 鎌倉時代 ○
  寺門勅願 奈良時代 ○
 西金堂 奈良時代 ○
  五重小塔  奈良時代 ◎
 経蔵 鎌倉時代 ○

不退寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。

 本堂 鎌倉時代 ○
  聖観世音菩薩像 平安時代 ○
  五大明王像 平安時代 ○
   不動明王像
   大威徳明王像
   軍茶利明王像
   金剛夜叉明王像
   降三世明王像
 多宝塔 鎌倉時代 ○
 南門 鎌倉時代 ○

般若寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。

 本堂
  文殊菩薩騎獅像 鎌倉時代 ○
 宝蔵館 ※
  阿弥陀如来 白鳳時代 ○※
  胎内仏三尊 平安時代 ○※
   十一面観音菩薩
   地蔵菩薩
   大日如来
  赤地蓮池水禽蜻蛉文倭錦打敷 室町時代 ○※
 経蔵 鎌倉時代 ○
 楼門 鎌倉時代 ◎
 十三重石宝塔と観音石仏 鎌倉時代 ○

室生寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。

 金堂の釈迦如来立像、弥勒堂の釈迦如来坐像は平安時代初期を代表する仏像です。

室生寺 金堂

 金堂 平安時代 ◎※
   釈迦如来立像 平安時代 ◎※
   薬師如来像 平安時代 ○※
  地蔵菩薩像 平安時代 ○※
  文殊菩薩像 平安時代 ○※
  十一面観音菩薩像 平安時代 ◎※
  十二神将像 鎌倉時代 ○※
  帝釈天曼荼羅図 平安時代 ○※

 弥勒堂 鎌倉時代 ○※
  釈迦如来坐像 平安時代 ◎※
  弥勒菩薩立像 平安時代 ○※

 灌頂堂(本堂) 鎌倉時代 ○
  如意輪観音菩薩像 平安時代 ○

 五重塔 平安時代 ◎

 奥の院 御影堂 鎌倉時代 ○

長谷寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。

 本堂 江戸時代 ◎
  十一面観音菩薩立像 室町時代 ○※(特別公開では、仏像の足元まで入れる)
  雨宝童子立像 室町時代 ○
  難陀龍王立像 鎌倉時代 ○
 宗宝蔵 ※
  十一面観世音薩立像 鎌倉時代 ○※
  地蔵菩薩立像 平安時代 ○※
  不動明王坐像 平安時代 ○※
 登廊 平安時代 ○

聖林寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。
 十一面観音像は、奈良時代の優れた観音像です。

 観音堂
  十一面観音菩薩 奈良時代 ◎

 他、特別公開のマンダラ展。

安倍文殊院

 初訪問。

 本堂
  文殊菩薩像 鎌倉時代 快慶作 ◎
  善財童子像 鎌倉時代 快慶作 ◎
  優填王像 鎌倉時代 快慶作 ◎
  須菩提像 鎌倉時代 快慶作 ◎
  維摩居士像 安土桃山時代 ◎
  獅子像 安土桃山時代 ◎
 白山堂 室町時代 ○
 文殊院西古墳 飛鳥時代 特別史跡

浄瑠璃寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。

 阿弥陀堂の九体阿弥陀如来像は、九体仏(9体1組の如来像)の貴重な作例です。

浄瑠璃寺

 九体阿弥陀堂 平安時代 ◎
  九体阿弥陀如来像 平安時代 ◎
   計9体の阿弥陀如来像。
  四天王像 平安時代 ◎
   持国天像
   増長天像
  地蔵菩薩像 平安時代 ○
  不動明王三尊像 鎌倉時代 ○
   不動明王像
   矜羯羅童子像
   制多迦童子像
  吉祥天女像 鎌倉時代 ○※
 三重塔 平安時代 ◎
 庭園 平安時代 特別名勝

秋篠寺

 初訪問。

 本堂 鎌倉時代 ◎
  薬師如来坐像 室町時代 ○
  日光・月光菩薩立像 平安時代 ○
  帝釈天立像 頭部:奈良時代、体部:鎌倉時代 ○
  伎芸天立像 頭部:奈良時代、体部:鎌倉時代 ○

西大寺

 初訪問。秋の特別公開中でした。

 本堂 ○
  釈迦如来立像 ○
   清涼寺式釈迦像の一例
  文殊菩薩騎獅像 及び 四侍者像 ○
 愛染堂 ※
  愛染明王坐像 鎌倉時代 ○※
  興正菩薩叡尊坐像 鎌倉時代 ○※
 聚宝館 ※
  金堂宝塔 鎌倉時代 ○※
  阿弥陀如来坐像 平安時代 ○※
  宝生如来坐像 平安時代 ○※
  吉祥天立像 平安時代 ○※
  行基菩薩像 江戸時代 ○※
  他、重文を含む彫刻、工芸等
 四王堂
  十一面観音立像 ○
  四天王像 ○

平城宮跡

 初訪問。

 平城京の宮殿跡です。

 奈良時代の建物は残っていませんが、復元されている宮殿(第一次太極殿)や庭園(東院庭園)を見学できました。

平城宮跡 太極殿

 平城宮跡 特別史跡
  第一次太極殿
  第二次太極殿跡
  平城宮跡資料館
  遺構展示館
  東院庭園 特別名勝

佐紀盾列古墳群

 初訪問。

 2つの古墳を濠の外から見ました。
 コナベ古墳
 ウワナベ古墳

それぞれの寺院、遺跡の詳細なレポートについては、後日投稿していきたいと思います。

2014年春、キトラ古墳の壁画が東京で公開される

来年春、奈良のキトラ古墳の壁画の一部が、東京国立博物館で展示されるとのことです。

東京国立博物館 本館

奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末~8世紀初め)の極彩色壁画が来春、東京・上野の東京国立博物館で特別公開される。「飛鳥美人」で知られる同村の高松塚古墳(同)と並ぶ本格的な極彩色壁画が、村外で公開されるのは初めて。石室からはぎ取られた壁画は同村で修理中だが、完了後は移動が難しいため、村外での公開は最初で最後の機会となりそうだ。 ―朝日新聞デジタル

キトラ古墳の壁画は、キトラ古墳の1km余り北にある高松塚古墳の壁画と並んで飛鳥時代の古墳壁画の重要な作例で、2004年から保存・修復作業が行われています。

キトラ古墳の壁画は、今まで現地で何度か公開が行われたことがありましたが、東京で展示されるのは上記の通り今回限りとなりそうなので、現地での公開が待てない人にとっては、来春の展示は貴重な鑑賞の機会となりそうです。

なお、壁画は2016年をめどに修復、展示設備の建設が完了し、現地で恒久展示される予定とのことです。

参考
キトラ古墳壁画 東京国立博物館で特別公開 ― 東京国立博物館 プレスリリース

日本美術全集 一覧

日本の美術作品の調査を行うための資料リストの一つとして、近年国内で出版された日本美術全集の一覧を作成しました。

※並びは出版年の新しい順です。

小学館 日本美術全集

現在刊行中の、最新の日本美術全集。
2012年に出版が開始され、現時点で全20巻中5巻が配本済み。今後、2ヶ月に1巻のペースで配本が続けられ、2016年2月に全巻の出版が完了予定。

小学館 日本美術全集

各巻の詳細は以下の通り。

1巻 日本美術創世記(縄文・弥生・古墳時代)
●2巻 法隆寺と奈良の寺院(飛鳥・奈良時代Ⅰ)
●3巻 東大寺・正倉院と興福寺(奈良時代Ⅱ)
4巻 密教寺院から平等院へ(平安時代Ⅰ)
5巻 王朝絵巻と貴族のいとなみ(平安時代Ⅱ)
6巻 東アジアのなかの日本美術(テ-マ巻①)
7巻 運慶・快慶と中世寺院(鎌倉・南北朝時代Ⅰ)
8巻 中世絵巻と肖像画(鎌倉・南北朝時代Ⅱ)
9巻 水墨画とやまと絵(室町時代)
●10巻 黄金とわび(桃山時代)
11巻 信仰と美術(テ-マ巻②)
12巻 狩野派と遊楽図(江戸時代Ⅰ)
●13巻 宗達・光琳と桂離宮(江戸時代Ⅱ)
●14巻 若冲・応挙、みやこの奇想(江戸時代Ⅲ)
15巻 浮世絵と江戸の美術(江戸時代Ⅳ)
16巻 激動期の美術(幕末から明治時代前期)
17巻 前衛とモダン(明治時代後期~大正時代)
18巻 戦争と美術(戦前・戦中)
19巻 拡張する戦後美術(戦後~1995)
20巻 日本美術の現在・未来(1996~現在)

●印は刊行済、残りは今後刊行予定。

参照:
小学館 日本美術全集
小学館 日本美術全集 – amazon

講談社 日本美術全集

1990年から1994年にかけて初版が出版。
上記の小学館の全集が出版されるまでの約20年間、最新の日本美術全集だった。現在は絶版。

講談社 日本美術全集

1巻 原始の造形 縄文・弥生・古墳時代の美術
2巻 法隆寺から薬師寺へ 飛鳥・奈良の建築・彫刻
3巻 正倉院と上代絵画 飛鳥・奈良の絵画・工芸
4巻 東大寺と平城京 奈良の建築・彫刻
5巻 密教寺院と仏像 平安の建築・彫刻Ⅰ
6巻 平等院と定朝 平安の建築・彫刻Ⅱ
7巻 曼荼羅と来迎図 平安の絵画・工芸Ⅰ
8巻 王朝絵巻と装飾経 平安の絵画・工芸Ⅱ
9巻 縁起絵と似絵 鎌倉の絵画・工芸
10巻 運慶と快慶 鎌倉の建築・彫刻
11巻 禅宗寺院と庭園 南北朝・室町の建築・彫刻・工芸
12巻 水墨画と中世絵巻 南北朝・室町の絵画Ⅰ
13巻 雪舟とやまと絵屏風 南北朝・室町の絵画Ⅱ
14巻 城と茶室 桃山の建築・工芸Ⅰ
15巻 永徳と障屏画 桃山の絵画・工芸Ⅱ
16巻 桂離宮と東照宮 江戸の建築Ⅰ・彫刻
17巻 狩野派と風俗画 江戸の絵画Ⅰ
18巻 宗達と光琳 江戸の絵画Ⅱ・工芸Ⅰ
19巻 大雅と応挙 江戸の絵画Ⅲ・建築Ⅱ
20巻 浮世絵 江戸の絵画Ⅳ・工芸Ⅱ
21巻 江戸から明治へ 近代の美術Ⅰ
22巻 洋画と日本画 近代の美術Ⅱ
23巻 モダニズムと伝統 近代の美術Ⅲ
24巻 建築とデザイン 近代の美術Ⅳ
別巻 総索引・資料

参照:
講談社 日本美術全集 – amazon

学研 日本美術全集

1977年から1980年にかけて初版が出版。
現在も全巻セットで販売中。

学研 日本美術全集

1巻 土器と埴輪(はにわ) 原始・古代の美術
2巻 法隆寺と斑鳩の寺 飛鳥・白鳳の美術Ⅰ
3巻 高松塚と藤原京 飛鳥・白鳳の美術Ⅱ
4巻 南都七大寺 天平の美術1
5巻 正倉院 天平の美術2
6巻 東寺/神護寺/室生寺 密教の美術
7巻 平等院鳳凰堂 浄土宗の美術
8巻 三筆/三跡 平安・鎌倉の書
9巻 源氏物語絵巻と三十六人家集 王朝の美術
10巻 絵巻と肖像画 鎌倉の絵画
11巻 春日/日吉/熊野 神道の美術
12巻 運慶と快慶 鎌倉の彫刻・建築
13巻 禅院と庭園 禅宗の美術1
14巻 墨跡と禅宗絵画 禅宗の美術2
15巻 金閣と銀閣 北山・東山の美術
16巻 雪舟/雪村/元信 室町の水墨画
17巻 永徳/等伯/友松 桃山の障屏画
18巻 姫路城と二条城 近世武将の美術
19巻 桂/修学院と京都御所 近世宮廷の美術
20巻 茶器と茶室 茶の美術
21巻 光悦/宗達/光琳 琳派
22巻 風俗画と浮世絵 江戸庶民の絵画
23巻 円空.木喰/白隠.仙厓/良寛 江戸の宗教美術
24巻 大雅/玉堂/応挙 文人画と写生画
25巻 文晁/崋山と洋風画 近代絵画の黎明
別巻 図版総索引

参照:
学研 日本美術全集
学研 日本美術全集 – amazon

小学館 原色日本の美術

1966年から1972年にかけて初版出版。
以後改訂が重ねられ、1980年に改訂版、1990年に改訂第2版、1994年に改訂第3版が出版されている。
現在も全巻セットで販売中。また、中古品がヤフオク等で多く流通。

原色日本の美術

最新の改訂第3版の詳細は以下の通り。

1巻 原始美術
2巻 法隆寺
3巻 奈良の寺院と天平彫刻
4巻 正倉院
5巻 密教寺院と貞観彫刻
6巻 阿弥陀堂と藤原彫刻
7巻 仏画
8巻 絵巻物
9巻 中世寺院と鎌倉彫刻
10巻 禅寺と石庭
11巻 水墨画
12巻 城と書院
13巻 障屏画
14巻 宗達と光琳
15巻 桂離宮と茶室
16巻 神社と霊廟
17巻 風俗画と浮世絵師
18巻 浮世絵
19巻 南画と写生画
20巻 南蛮美術と洋風画
21巻 面と肖像
22巻 陶芸(1)
23巻 陶芸(2)
24巻 染織・漆工・金工
25巻 甲冑と刀剣
26巻 書
27巻 在外美術
28巻 請来美術(絵画・書)
29巻 請来美術(陶芸)
30巻 近代の日本画
31巻 近代の洋画
32巻 近代の建築・彫刻・工芸
33巻 現代の美術

参照:
小学館 原色日本の美術
原色日本の美術 – amazon
原色日本の美術 – ヤフオク