「北京調査旅行 201212」カテゴリーアーカイブ

北京旅行の記録 5 ― 王府井

3日目 番外編

王府井

夜、ホテル近くの王府井を散策。

王府井(ワンフーチン)は北京市中心部の伝統ある繁華街で、広い歩行者専用道路に沿って、大規模の百貨店や商業ビルが立ち並ぶ街です。
王府井

百貨店の北京市百貨大楼。
王府井 北京市百貨大楼

百貨店の新東安市場。
王府井 新東安市場

新東安市場の内部。
建物の外見は擬古調でしたが、内部はこのように現代的な造りの百貨店となっていました。
王府井 新東安市場

王府井沿いの細い通りにある、王府井小吃街という屋台街。
王府井小吃街

様々な料理の屋台に混じって、ヒトデや蠍の串を売る屋台が!(食べてはいません)
王府井小吃街 ヒトデや蠍の串を売る屋台

小吃街には雑貨屋等もあり、狭い路地に観光客や見物客が溢れていました。
王府井小吃街

北京旅行の記録 4 ― 明十三陵 定陵

3日目 つづき

明十三陵 定陵

万里の長城を見学した後、ツアーバスで明十三陵の定陵(世界遺産)へ。

定陵は、明の14代皇帝万暦帝の陵墓です。

定陵の入り口。
明十三陵 定陵 入口

柱上の円柱状の部分に、明時代の装飾が残る階段。
明十三陵 定陵 階段

さらに進んだ階段に残る、竜と鳳凰?の装飾石板。
明十三陵 定陵 階段の装飾

定陵の遠景。
石垣上の大きな建物は明楼(めいろう)と呼ばれる楼閣で、定陵で一番大きな建物です。
明十三陵 定陵 明楼

地下の墓室(地下宮殿)へ。
明十三陵 定陵 地下宮殿

万暦帝の生前の玉座を模して造られたという宝座。
明十三陵 定陵 地下宮殿の万暦帝宝座

万暦帝と皇后の棺(複製品)が置かれている後殿と呼ばれる部屋。
明十三陵 定陵 地下宮殿 後殿

中央の大きな棺は万暦帝の棺で、手前の小さな箱は副葬品を収めていた箱です。
明十三陵 定陵 地下宮殿 後殿

地上へ戻り、明楼の裏側へ。
明十三陵 定陵 明楼

明楼内の石碑。
明十三陵 定陵 明楼内の石碑

定陵の一帯には明代の皇帝の陵墓が13ヶ所あり、合わせて明十三陵と呼ばれていますが、そのうち観光客に公開されているのは、この定陵の他、長陵と昭陵という陵の計3ヶ所だけのようです。

今回は時間の都合で他の陵は見学できませんでしたが、定陵の地上の建築、地下の墓室の造り等は観覧していて興味深かったので、機会があればぜひ他の陵墓も見学してみたいと思いました。

北京旅行の記録 3 ― 万里の長城

3日目

3日目は、現地ツアーを利用して万里の長城と明の定陵を見学しました。

万里の長城

万里の長城(世界遺産)は、秦代から明代にかけて北方民族の侵入に備えて築かれた城壁で、そのうち現存している遺構の多くは明代に建造されたものです。

ツアーバスに1時間半ほど乗り、八達嶺長城(はったつれいちょうじょう)へ。
八達嶺長城は、北京市内の万里の長城の中で一番有名で、観光客の多い長城です。

八達嶺長城の北東側の長城。
この長城の部分を左下から右中部にかけて登りました。
万里の長城 八達嶺

長城の上に登った様子。
万里の長城 八達嶺

奥の山まで長城が続いている光景が望めます。
万里の長城 八達嶺

北東側の長城の中腹部から、南西側の長城を眺めた様子。万里の長城 八達嶺

八達嶺長城では、1時間ほど滞在し長城の中腹に登っただけでしたが、万里の長城の一部を実際に見て、そこに登れたという満足感を得られました。

北京市内では、他にも慕田峪長城司馬台長城等、万里の長城の別の一部を見られる箇所もあるようなので、機会があれば別の長城にも訪れてみたいと思いました。

北京旅行の記録 2 ― 円明園

2日目 つづき

円明園

頤和園に続いて、円明園(世界遺産)へ。

円明園は清代に造られた西洋風離宮ですが、清末期に戦争で破壊され、現在は一部の建物の廃墟だけが残されています。

地下鉄4号線の円明園駅で降り、南門から入園。
円明園 南門

庭園内に残る、石橋の廃墟。
円明園 残橋

庭園内の池。
円明園 池

上記の橋等を除くと目立った建造物が少ない庭園を15~20分ほど奥に歩くと、宮殿の廃墟が固まって残っている区域(西洋楼遺址区、せいようろういしく)に着きます。

以下、西洋楼遺址区の廃墟です。

この廃墟は、元は諧奇趣(かいきしゅ)と呼ばれる建物で、西洋式の泉を囲む3階建ての建築だったようです。
円明園 諧奇趣

元は方外観(ほうがいかん)と呼ばれた2階建ての宮殿の、残された柱部。
円明園 方外観

海晏堂(かいあんどう)と呼ばれる、円明園で最大の遺構。
元は2階建ての宮殿だったようです。
円明園 海晏堂

海晏堂内の、貯水施設の基台。貯水施設は、周囲の噴水に水を供給していたようです。
円明園 海晏堂 蓄水池台基

大水法(だいすいほう)と呼ばれる噴水群の廃墟。
円明園 大水法

黄花陣(おうかじん)と呼ばれる建造物。迷路状の通路を歩くと中央の楼閣に着けます。
円明園 黄花陣

近くから見た黄花陣の楼閣。
円明園 黄花陣

円明園の敷地は広大ですが、建造物や庭園が元のまま残っている箇所はなく、上に載せたような、西洋楼遺址区に残った10区画前後の廃墟群が一番の見どころでした。

北京旅行の記録 1 ― 頤和園

2012年12月から2013年1月にかけて北京に調査旅行に行った際の記録です。

北京は、ご存知の通り中国の首都ですが、万里の長城、故宮、頤和園等、著名で見どころの多い観光名所が市内に何ヶ所もあるほか、近年では、郊外に現代アートギャラリーの集積地等も生まれつつあり、遺跡・美術スポット等めぐりをする上で、目が離せない都市のひとつとなっています。

私は、7泊8日の日程で、北京市中心部のホテルに滞在しながら、市内・郊外の世界遺産、名所、美術館、ギャラリーを見学しました。

1日目

北京到着。王府井近くのホテルに宿泊。

2日目

頤和園

地下鉄で頤和園(世界遺産)へ。
頤和園は、清代に築かれた皇室庭園です。

地下鉄4号線の北宮門駅で降り、裏門(北宮門)から頤和園に入園しました。

※私は通常と逆順序で観光してしまったのですが、以下では頤和園の全体像が分かりやすいように適宜順番を変えて写真を掲載しています。

頤和園の主要部の遠景。
頤和園

奥の小高い山(万寿山)に見える、八角形(この写真だと六角形位に見えますが)で三層の建物は、仏香閣(ぶっこうかく)という名前で、頤和園を代表する建物です。

また手前の湖は、昆明湖と呼ばれ、頤和園の敷地の4分の3を占める大きな湖です。
普段の季節は青々とした水を湛えている湖らしいですが、私が訪問した時期は寒さで水が凍結し、湖面の上が歩ける状態となっていました。

排雲殿(はいうんでん)。仏香閣(奥に一部が写っている)の手前にある建物で、頤和園の正殿。
頤和園 排雲殿

排雲門(はいうんもん)。排雲殿のさらに手前に位置する門です。
頤和園 排雲門

万寿山を登り、間近から仏香閣を見た様子。
頤和園 仏香閣

正門(東宮門)付近の宮殿区域と万寿山の区域を結ぶ、長廊(ちょうろう)と呼ばれる長い回廊。
頤和園 長廊

ここからは、正門付近の宮殿区域の建築物です。

皇帝(光緒帝)や西太后が頤和園に滞在した際に執務を取ったという、仁寿殿(じんじゅでん)という宮殿。
頤和園 仁寿殿

宮殿区域の南端、昆明湖の岸辺にある城門、文昌閣(ぶんしょうかく)。
頤和園 文昌閣

頤和園の正門、東宮門(とうぐうもん)。
頤和園 東宮門

見学した感想として、頤和園内の個々の建築に関して言えば、仏香閣、文昌閣等の一部の建物が規模的に大きいことを除けば、各建物ともやや様式化した造形が目立ち、非常に見どころがあるという印象ではありませんでした。

ただし、園自体は、広大な敷地の庭園で、湖、山、塔、回廊、宮殿等様々な要素が構成する風景が、各場所ごとに風情があったり、珍しかったりで、歩いていて名所感を味わえる庭園でした。

北京の観光地では、万里の長城と故宮が名所の筆頭と言えるかと思いますが、頤和園もそれらに次いで訪れる価値がある場所と思いました。