2日目 つづき
円明園
頤和園に続いて、円明園(世界遺産)へ。
円明園は清代に造られた西洋風離宮ですが、清末期に戦争で破壊され、現在は一部の建物の廃墟だけが残されています。
上記の橋等を除くと目立った建造物が少ない庭園を15~20分ほど奥に歩くと、宮殿の廃墟が固まって残っている区域(西洋楼遺址区、せいようろういしく)に着きます。
以下、西洋楼遺址区の廃墟です。
この廃墟は、元は諧奇趣(かいきしゅ)と呼ばれる建物で、西洋式の泉を囲む3階建ての建築だったようです。
元は方外観(ほうがいかん)と呼ばれた2階建ての宮殿の、残された柱部。
海晏堂(かいあんどう)と呼ばれる、円明園で最大の遺構。
元は2階建ての宮殿だったようです。
海晏堂内の、貯水施設の基台。貯水施設は、周囲の噴水に水を供給していたようです。
大水法(だいすいほう)と呼ばれる噴水群の廃墟。
黄花陣(おうかじん)と呼ばれる建造物。迷路状の通路を歩くと中央の楼閣に着けます。
円明園の敷地は広大ですが、建造物や庭園が元のまま残っている箇所はなく、上に載せたような、西洋楼遺址区に残った10区画前後の廃墟群が一番の見どころでした。