奈良の特別公開(2014年春)

今年も、3月下旬から奈良の寺社で恒例の春の特別公開が始まっています。

秘宝・秘仏 – 知れば知るほど奈良はおもしろい

特別公開を行う寺社、特別公開される作品は毎年同じ場合が多いですが、その中では、特に法隆寺、薬師寺、法華寺、室生寺が見どころが多いかと思います。

飛鳥美術の宝庫の法隆寺と、大規模な白鳳仏を複数所蔵する薬師寺は、通常公開されている仏像、美術だけで相当な見応えがあるため、特別公開の時期以外でも十分訪問する価値があると思いますが、特別公開の時期であれば、普段よりさらに多くの美術を見ることが可能です。

法隆寺では、飛鳥時代の名仏、夢殿 救世観音の特別公開(4/11~5/18)と、大宝蔵殿での秘宝展(3/20~6/30)が開催されます。

法隆寺 救世観音
法隆寺 救世観音

また、薬師寺では、大宝蔵殿での宝物の公開(3/23~3/31、4/26~5/6)が行われます。

一方で、佐保・佐紀路の法華寺、宇陀市の山奥にある室生寺は、見どころの中心となる美術(仏像、絵画)が特別公開の時期にしか公開されないため、訪問するのであれば特別公開の時期(法華寺は春と秋の2回、室生寺は春夏秋の3回)に合わせて行くのが良いと思います。

法華寺では、国宝十一面観音菩薩立像の特別公開(3/20~4/7)と国史跡・名勝庭園の特別公開(4/1~6/10)が行われます。

また、室生寺では金堂の、釈迦如来像、十一面観音像等の平安仏が特別公開(3/15~4/21)されます。

室生寺 釈迦如来立像
室生寺 釈迦如来立像


[画像出典]
法隆寺 救世観音: Tokyo Bijutsu Gakko(Tokyo Fine Arts School and Tokyo Music School): HORYUJI OKAGAMI (64 VOLUMES) [The Great Art of the Horyuji Temple] Volume 51st, 1918-01-30, Tokyo, Japan. Via Wikimedia Commons
室生寺 釈迦如来立像: The Muro-ji, an eighth century Japanese temple: its art and history (Tokyo: Bijutsu Shuppansha 1954). Via Wikimedia Commons